フォークシンガーの高田渡さんの”ブラザー軒”という曲です。
ブラザー軒とは仙台の繁華街、東二番町にかつてあった老舗の洋食屋さんらしく、仙台出身の福ちゃんは知ってるかいと聞いて来たのでありました!
曲を聴いてみると、まず
♩死んだ親父が入って来る
♩死んだ妹を連れて…
♩氷水喰べに
♩僕の脇へ…
なんて、怖ろしい!!福ちゃんは仙台大空襲の時の事かと思いました。しかし何回か聴いているうちに…老舗の洋食屋のノスタルジーな雰囲気が伝わって来るのでありました。
たぶん雰囲気を楽しむんでしょうね!
詩の意味は、若輩者には未だ理解出来ないのですが…
おじさんは図書館から借りてきた詩集も読み、詩の世界に浸っているのでした。
きっと今頃、風邪で伏せっているおじさんは、今日もこの曲を聴いていることだろう。
ブラザー軒
作詞菅原克己・作曲高田渡
東一番丁ブラザー軒
硝子簾がキラキラ波うち
あたりいちめん氷を噛む音
死んだ親父が入って来る
死んだ妹を連れて
氷水喰べに
ぼくの脇へ
色あせたメリンスの着物
おできいっぱいつけた妹
ミルクセーキの音にびっくりしながら
細い脛だして
椅子にずり上がる
外は濃藍色のたなばたの夜
太った親父は小さい妹をながめ
満足気に氷を噛み
ひげを拭く。
妹は匙ですくう白い氷のかけら
ぼくも噛む白い氷のかけら
ふたりには声がない
ふたりにはぼくが見えない
親父はひげを拭く
妹は氷をこぼす。
簾はキラキラ
風鈴の音
あたりいちめん氷を噛む音
死者ふたりつれだって帰る、ぼくの前を
小さい妹が先に立ち、親父はゆったりと
東一番丁ブラザー軒
七夕の夜
キラキラ波うつ硝子簾の向うの闇に
※いろいろ逸話のある高田さん
ライヴ中にときどき寝てしまう?
高田渡2005年4月永眠56歳

