今年もマージョリーからクリスマスカードが届いたよと、
おじさんは赤いクリスマスカードを懐かしそうに眺めていました。
コネチカットから毎年届く素敵なカードの送り主は、
マージョリーという80歳ぐらいになるおばあさんアーティストだそうです。
「もう20年も前の話だけど、その頃は真冬のニューヨークのアート見本市に
毎年行っていてね、ハドソン河に突き出た昔の客船ターミナルが会場だったんだ。
そこは昔、ヨーロッパからの移民の乗せた客船が着いた大桟橋の古い待合所なんだ。
2月のNYは寒くてハドソン河が凍っていた年もあった、
毎年行ってると顔馴染みのアーティストも多くなってね、夜はチャイナタウンや
リトルイタリーの安くてうまいレストランで盛り上がって楽しかったなぁ」
とカードを手にして、昔を懐かしがるイブの夜のおじさんでした。
後日、おじさんの娘さんに一緒にアメリカへアート見本市に行ったことがあるんだってね!
と聞いたところ、「そうなの!親父と一緒の旅行なんて最悪でしょ」と返ってきました。
フクちゃんは海外へ行くなんて羨ましい!と思っていたのですが、そうだなぁ~親父と二人で旅行なんて

